イギリス買い付け旅行 ロンドンの街・カメラショップ巡り編
公開日:
:
20182018イギリス買付け旅行
こんにちは、ステレオカメラの饗場です。
いよいよ今回は、イギリス旅行「ロンドンの街・カメラショップ巡り編」です!
まる1日かけてロンドンの主たるカメラショップを見て歩きました。
今回の渡航の目的は、ほぼこのために行ったと言っていいですね。
もちろんいくつか買いましたよ!
ですが、最初に言っておくと、中古のカメラ・レンズも、あまり安くはないですねー。
本家ヨーロッパへ行けば、海外製カメラ・レンズが安く売っていると思うと、そうでもないです。。
ライカ、ハッセルブラッド、ローライ、ツァイスレンズ、どれも相場は東京と変わらない感じですね。
ローライフレックスなんかは銀座や大阪で買ったほうが、おそらくずっと安いです。
それと、保管やメンテ状態も日本国内に流通している個体の方が、状態の良いものが多いです。
(やはり日本人は欧米人に比べ、繊細に、神経質に機材を扱う方が多い傾向があると、経験上でも思います。)
ぶっちゃけイギリスでカメラ・レンズを購入して、品物の価値以外に得られるものは、旅の思い出と、
「このレンズ、イギリスに行った時に見つけたんだよね〜(ドヤリ)」
という満足感だけでしょう。
僕も今回、「買い付け旅行〜!」と言いながら、じつはあまり安くは買えていないのですが…、
それでもロンドンの老舗のカメラショップをたくさん見て回り、
店構えやインテリア、品揃え、商品のディスプレイ、店内の雰囲気づくりなど、これはたいへん勉強になりました!
今後の福岡の当社のお店づくりに、多いに役立てられそうです!(ドヤリ!)
というわけで、
ロンドンカメラ店巡りスタートです!
今回はパディントン駅の近くにホテルを取っていましたので、まずは近場からいきます。
ここは店員さんが若くて親切でした。
両腕にびっちりタトゥーが入っている兄ちゃんでしたが、僕の拙すぎる英語にもニコニコ親切に対応してくれました。
オールドレンズはほとんどなく、ニコン、キャノン、ソニーなどのデジタル中心です。
レンズも新品だけでなく中古もありますが、やはり新し目の商品がほとんどですね。
ライカの中古もありましたが、ほぼすべてデジタル時代のレンズでした。
ここではライカレンズ1本だけ買いました。
(値引きはしてくれなかったですねー汗)
ソーホーのちょっと奥まった路地にあるカメラ店ですが、こちらは修理の専門店ですね。
棚にいくつかカメラも並んでいますが、売る気はない感じでした。
こちらは中古はなく、新品専門店です。
店内にロンドンブリッジの模型があり、華やかで綺麗なロンドンらしいディスプレイです。
あまりマニア向けなお店ではなく、誰でも入りやすいカメラ店ですね。
ここは!最初のおすすめです!
僕が着いたときはまだ開店前だったのですが、上の写真のように待ちの人が何人か待機していました。
開店まではとなりのカフェがとっても素敵で美味しいので、こちらもオススメです!
店内に日本の昔の写真や震災への募金があったりして、日本に何かゆかりがあるのかもしれません。(僕の英語力では聞けるはずもなく…)
日系人ぽい店員さんがいらっしゃったので、
「こんにちは、すみませーん。。」
とおずおずと日本語で話しかけて見ましたが、通じませんでした笑。
ライカもたくさんありました!
店先のショーウインドにもライカM3の大きな看板がありますね。
こちらではライカレンズ、MとRを何本か買わせていただきました!
(あまり大きな声では言えませんが、、だいぶディスカウントにも応じてもらえました)
店内のディスプレイも素敵ですね。
家電量販店ようように、蛍光灯で照らされた無機質なガラスケースの中に商品が並んでいるのとちがって、
暖色の照明と、アンティーク家具のキュリオケースにカメラ・レンズが並んでおります。
(ちなみに当社ステレオカメラの店舗もキュリオケースに機材を陳列しています)
インテリアも雑多としながら飾ってある写真や絵画、アンティークグッズも、お店構えの参考になります!
続いて、場所は大英博物館前のエリアへ移動します。
この近辺は、実は昔から中古カメラ店の多い場所として、とても有名な場所です。
しかし、一時代は10店舗近いお店があったらしいのですが、現在は数店舗あるのみとなってしまったとのことです。
デジタル化の時代の波が原因と言われていますが、やはりこれはイギリスや日本だけでなく、世界的な流れなんですかね。
しかし近年、日本では若い女性を中心にフィルムカメラの良さがたいへん見直されていて、
写ルンですが流行ったり、重いバケペン(PENTAX67)を持っている女性がたくさんいたり、
先日のCP+中古カメラフェアでも、ローライの2眼レフやハッセルブラッドを購入してくださった若い方や女性のみなさんが、何名もいらっしゃいました。
(まことにありがとうございます!)
ご高齢や経営の不振、そのほかの理由により、老舗のカメラ店さんが何店か閉店される一方で、
日暮里の三葉堂寫眞機店さんや、代官山のFoto:Mutoriさんのように、若くして中古カメラ店経営に参入され、好評を博して活躍されている方々もいらっしゃいます。
きっと意外にも(?)、フィルムカメラ、中古カメラ業界の未来は明るい。
と僕は思っていますねー。
ということで、だいぶ長くなってきてしまったので、
大英博物館周辺エリア、ほかのショップは後半へ続きます!
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