ヴェッツラーでお墓参り
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ライカの故郷 ドイツ・ヴェッツラー紀行
こんにちは、ステレオカメラの饗場です。
今回はお墓参りです。
といっても、日本からお線香とかのお墓参りセットを持参したわけじゃないんですが・・・。
イントロダクションでもお伝えした通り、ヴェッツラー郊外にある墓地にはライカの生みの親であるオスカー・バルナックと、エルンスト・ライツ家のお墓があるのです。
この墓地も、ヴェッツラーへ訪れたライカファンの、必須の巡礼スポットなのです。
オスカー・バルナックの出生地は旧東ドイツ・ブランデンブルグ州のリュウノウという街で、
1910年ごろ、カール・ツァイス社からエルンストライツ社へ転職したときにヴェッツラーへ来たわけですが、
文字通りにこの光学の町であるヴェッツラーに骨を埋めたのですね。
(リュウノウにはオスカー・バルナック記念館というのがあるらしく、田舎のチープな記念館を想像させるので、ちょっと行ってみたいです^^。)
というわけで、ドイツ3日目だったのですが、あいにくこの日は雨。
しかし暖冬のおかげで雪にもならず、寒くありません。
雨の外国の田舎というのも、とても趣があってよいものです。
ハンズで出発前に買った折り畳み傘が役に立ちました!
けど、ドイツの人、ちらほら歩いてるけど誰もフードをかぶってはいるけど傘はさしてない・・・。
ドイツの人って傘ささないんだろうか?
墓地までの道すがら、小学校があったのですが、
子ども達も雨の中、校庭で元気に遊んでます(笑)
さて、郊外とはいえホテルや聖堂のある旧市街と墓地は歩いても楽に行ける距離でした。
墓地はヴェッツラー警察署の真向かいにあるので、とても分かりやすいです。
これが墓地の入り口です。
石像が目印。
で、ここからなんですが、
ここは街の人たちすべての霊園のようなところで
けっこう広大な敷地です。
そして、「エルンスト・ライツの墓はココ」、「バルナックの墓はココです。」
のような看板とか表示は何もありません!
フツーに情報なしでお墓をピンポイントで見つけることはまずムリです。
そこで饗場が参考にしたのはこちらの方のブログ。
フォトベルゼ社長の「支配人のたららんな日々」オスカー・バルナックの墓参り
http://tararan.blog.jp/archives/1872482.html
こちらのブログに、霊園の入り口からエルンスト・ライツ家のお墓、オスカー・バルナックのお墓までのルートが細かく解説されています。
このブログを現地でタブレットで見ながらルートをたどって行ったのでした^^。
というか、こんな道、知らなきゃ絶対にわからない!(笑)
フォトベルゼ社長!ありがとうございます!
まずは、エルンスト・ライツ家代々のお墓です。
やはり、ほかの周りのお墓に比べて、大きくてゴーカです。
エルンスト・ライツ家のお墓はとても見つけやすいです。
霊園の中心を通る道に面していますし、さすがに地元の名家です。
情報がなくてもウロウロ歩いていれば見つかるでしょう。
しかし問題はやはりオスカー・バルナックのお墓ですね。
フォトベルゼ社長のブログを見ながら、ザクザクと歩きます。。
といわけで、日本からはるばる、ついにやってきました。
ここが、
ライカの父、オスカー・バルナックの眠る場所です。
ひっそりと、ほかの方たちのお墓と変わるところなく、特別扱いされているわけでもなく、
穏やかに密やかに、森に囲まれた土地に、奥様とともに眠っているのでした。
ドイツ式のお墓参りのしかたはわからなかったのですが、
とりあえず、手を合わせました。
日本から来たこと、
ライカを作ってくれたことへの感謝と、
全世界でみんなが、あなたの発明したカメラで、いまも写真を楽しんでいることを伝えました。
「たまーにカメラ好きがくることあるけど、わざわざ日本から!?よく来るな~笑」
というような声が、きこえてきたような気がします・・・(?)
ステレオカメラ
饗場靖史
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